半田 森田家具
  1. TOP
  2. ブログ一覧
  3. ライフスタイルのご提案
  4. 毛布の正しい使い方|寝床内気象から見る快眠のためのポイント
2019.11.27

毛布の正しい使い方|寝床内気象から見る快眠のためのポイント

ライフスタイルのご提案

寒い季節は毛布が必要不可欠になってきます。快適な睡眠のために良い毛布を購入したという方も多いのではないでしょうか。
しかし、いくら良い毛布を用意しても、使い方を誤るとその効果を十分に発揮できなくなってしまいます。ここでは、毛布の正しい使い方について解説していきます。

■快眠のための条件

毛布の使い方を解説する前に、簡単に睡眠の質について説明していきます。
快眠ためには布団の中の温度と気温(寝床内気象)をほどよく保つ必要があります。温度33度、湿度50%が最も快眠のためによい寝床内気象と言われています。それより高くても低くても、寝苦しさを感じ、睡眠の質が低下してしまうのです。
よって、寝具によって寝床内気象を調整することになりますが、それぞれの寝具の特性を理解せずに使用すると、その効果を最大限に発揮できません。言い換えれば、毛布をはじめ寝具の役割を知っておくと、睡眠の質をより上げることができます。

■毛布の使い方

それでは、毛布の使い方を解説していきます。
毛布は、基本的には体の下に敷きます。意外な事実ですが、実はこの使い方が一番保温効果をあげることができるのです。
体の下に敷いた場合、毛布は底冷えを防止する役割を持ちます。床から昇ってくる冷気をシャットアウトし、体まで伝わらないようにするのです。
ただ、これだけでは寒いという場合は、さらに体の上に毛布を掛けることになりますが、この時は注意が必要です。掛布団の素材によって、順番が変わってきます。

1.羽毛布団や吸湿発熱布団を使っている場合

羽毛布団には、ダウンボールという羽毛がたくさん詰まっています。このダウンボールが人間の熱をキャッチして、高い保温効果を発揮します。
また吸湿発熱布団は、人間の汗を吸収することで発熱する布団です。

つまり、羽毛布団や吸湿発熱布団の効果を最大限に発揮させるには、体に直接かける必要があります。そうすることで熱を閉じ込め、温かい空気を逃がさないで済むのです。
逆に体と掛け布団の間に毛布があると、せっかくの機能を発揮できなくなってしまいます。

2.木綿布団や合成繊維布団を使っている場合

木綿布団や化学繊維布団は、羽毛布団などに比べると保温性や保湿性に劣ります。そのため体と掛け布団の間に毛布を挟んで使うと良いでしょう。毛布の毛足が保温に役立ちます。

■毛布の選び方

毛布の選び方を簡単に解説していきます。種類によって保温性や吸湿性が異なってくるので、環境や好みに合わせて選んでいきましょう。

1.毛布の分類

毛布は大きく分けて2種類あります。「ニューマイヤー毛布」と「マイヤー毛布」です。

ニューマイヤー毛布

ニューマイヤー毛布は、一枚の毛布を両面起毛している毛布のことです。軽く扱いやすいのが特徴です。また畳んでもかさばらないので保管の際に場所をとらず、洗濯をした際にはすぐ乾くというメリットもあります。
ただ、軽いためズレやすく、ベッドで使った場合は寝返りを打っているうちに落ちてしまうこともあります。

マイヤー毛布

対してマイヤー毛布は、二枚の毛布を使用した合わせ毛布のことです。ニューマイヤー毛布に比べて重みがありますが、人によってはこの重みが心地よいという人もいます。
デメリットとしては、厚さがあるため、洗濯をすると乾くまでに時間がかかるということと、畳むとかさんで場所をとってしまうことです。また自重で毛足がつぶれ、質感の劣化が早いという難点もあります。

ニューマイヤー毛布がいいかマイヤー毛布がいいかは好みによるところですが、羽毛布団と合わせる場合はニューマイヤー毛布を選ぶことを推奨します。マイヤー毛布は保温性が非常に高く、吸湿性は劣るので、羽毛布団と組み合わせると、布団の中が高温多湿になりやすいです。

2.毛布の素材

毛布の素材は大きく分けて、合成繊維と天然素材に分けられます。

合成繊維の毛布は、お手頃な価格のものが多いのが魅力です。
ポリエステル製のものは軽いため、布団を重ねても圧迫感が少ないのがメリットです。ただし、静電気が起きやすいというデメリットもあります。アクリル毛布は合成繊維ながらもウールに近い肌触りを持っています。
ただ、合成繊維の毛布に共通して言えることですが、吸湿性はあまりよくありません。そのため、ムレが起きやすくなってしまいます。

天然素材の毛布は、高価なものが多いですが、寝心地はやはりよいです。綿は肌に優しいので、直接肌に触れる使い方をする場合におすすめです。ウールは吸湿発散性が優れているため、毛布の中の温度と湿度を調整する働きを持っています。キャメルやカシミヤなどは高価ですが、ウールと同じく吸湿発散性に優れ、手触りもよいです。

■より高い睡眠の質を得るために

寒い時には毛布を使うとぽかぽか気持ちよく眠れます。
ですが、温かさだけを気にしてはいけません。冒頭でも述べたように、良い睡眠のためには50%の湿度を保つことも大切です。
ここからは、丁度いい湿度を保つためのポイントを解説していきます。

1.天然素材の掛け布団を追加する

保温性に優れた羽毛布団ですが、使っているとムレを感じる場合があります。
その原因は、羽毛布団によく施されている「ダウンプルーフ加工」というものです。羽毛布団は細かい羽毛がたくさん詰まっていますが、この加工によって羽毛が吹き出るのを防げます。
ですが、これによって温かくなりすぎたり、ムレが起こってしまったりすることがあります。

羽毛布団を使用していて寝苦しさを感じた場合は、布団の中が高温多湿になっている可能性があります。その時は、羽毛布団の下にウールなどの天然素材を使用した布団を挟んでみましょう。天然素材を使用した布団を使うことで温度や湿度を調整できるので、よりよい睡眠が期待できます。

2.敷布団と掛け布団の素材を意識する

寝具はなるべく天然素材のものを使用することが推奨されます。というのも、ポリエステルなどの合成繊維を使用したものは吸湿性に乏しいので、布団の中が高温多湿になりやすいのです。
ただ、100%天然素材の寝具は高価なものが多いので、手が出ないという方もいると思います。
そういうときは、合成繊維の割合が低いものを選ぶとよいです。目安としては、合成繊維が70%以下のものを選ぶとよいでしょう。

また、合成繊維の掛け布団を使う場合は、敷布団と掛け布団の両方が合成繊維製の布団にならないよう気を付けてください。湿気の逃げ場がなくなってしまうので、快眠を阻害しかねません。

3.パジャマの素材を考える

パジャマ選びも快眠のためには重要なポイントになってきます。せっかくよい寝具を揃えても、パジャマ選びを失敗してしまうと、気持ちよく眠ることができません。
パジャマは、なるべく天然素材のものを選びましょう。合成繊維を使用したものは吸湿性に優れていないものが多く、ムレの原因になってしまうからです。冬は三重ガーゼやフランネルが使われたものがおすすめです。吸湿性が高く、保温にも優れています。

■まとめ

寒い季節には毛布が恋しくなります。毛布を使ってぽかぽか寝たいという方は多いでしょう。
しかし、毛布の使い方を誤ると、かえって寝苦しさを感じてしまいます。快眠を得るためには、毛布の使い方をしっかり理解しておきましょう。
また、目的や予算に応じた毛布の選び方や、他の寝具との組み合わせも重要なポイントになってきます。よりよい睡眠のためにも、寝具選びはこだわっていきましょう。

こちらもオススメです