家具選びのコツ

枕の選び方|枕選びの3つのポイント

枕

快適な睡眠のためには、枕選びも重要になってきます。自分に合った枕を使わないと、よく眠れなかったり、目が覚めたときに体の調子が悪く感じてしまったりということがあります。
そこで、ここでは枕の選び方の4つのポイントを解説していきます。

枕の大きさで選ぶ

枕の高さ

まず寝返りを打った時に頭が落ちない大きさが必要になってきます。

枕の標準的なサイズは「43×63」です。この大きさを基準に考えていきましょう。頻繁に寝返りを打つ方や、包まれたような感覚が欲しい方は、これより大きなサイズ選ぶとよいです。女性やお子さまの場合は、一回り小さなサイズにしてもいいかもしれません。

枕の高さで選ぶ

枕

高さは、枕選びの重要なポイントになってきます。

人の体は、横から見ると脊柱がS字を描いています。その隙間を無理なく埋めることができる寝具が、より体への負担が少ないと言われています。枕についても同様です。枕は主に頸椎の隙間を埋める役割を持っています。

一般に枕の高さは、仰向けで寝る場合は「額に対して顎が5度くらい下がった状態になる高さ」、横向きで寝る場合は「背骨が真っ直ぐになる高さ」になると、体への負担を抑えられると言われています。

また、枕の素材によっても違いが出てきます。沈み込みが深い柔らかい枕であれば気持ち高めのものを選んだほうがいいですし、逆に硬めの枕であれば低くても大丈夫ということもあります。

枕の高さは、実際に使ってみなければ具合がわからないことが多いです。一般論としてある程度の目安はありますが、体型には個人差があるため、すべての人にそれが当てはまるわけではありません。

また、今まで慣れ親しんできた枕によって、好みも変わってきます。そのため、実際に試してみるのがよいでしょう。通販で購入する場合など試すのが難しいときは、高さが調整できるタイプを購入すると失敗が少なくなります。

枕の中身(充填剤)の素材で選ぶ

いろいろな種類の枕

枕の充填剤の素材も大切なポイントのひとつです。硬さや感触等が素材によって違ってくるので、好みが分かれてきます。
それぞれに特徴があり、メリットとデメリットがあります。

 

パイプ

ストローを刻んだような小さなパイプが詰まっているタイプです。昔からあるタイプなので、馴染みのある方も多いのではないでしょうか。
ざくざくとした感触が特徴です。流動性があり、自分の首や頭の形にフィットさせることができます。比較的硬めです。
耐久年数は4~5年程度。

メリット ・比較的安価
・通気性がいいので、熱がこもりにくく、さわやかな使い心地
・洗うことができるので、衛生的
・天然素材を使用したものに比べると耐久年数が長く、3~4年ほどもつ
・パイプの量の調整によって、高さを変えられるタイプがある
デメリット ・動くと音がする

 

マイクロビーズ

ポリエチレン樹脂でできた極小サイズのビーズが詰まっているタイプです。抱き枕やクッションに使われることも多い素材です。
非常に流動が高く、触ると簡単に変形します。やわらかめに感じる方が多いです。
ものによって長持ちしたり、すぐに劣化してしまったりします。

メリット ・比較的安価
・非常にやわらかい
・首や頭の形にぴったりフィットする
デメリット ・通気性が低いため、ムレやすい
・流動性が高すぎるため、落ち着かないと感じる場合も多い

 

高反発ウレタン

ほどよい硬さのウレタンでできた枕です。
流動性はなく、はじめからS字にかたどられているものが多いです。硬すぎず、柔らかすぎずな感触となっています。洗えるものと洗えないものがあるので、気になる方はあらかじめチェックしておきましょう。
耐久年数は2~3年程度。反発が弱くなったころが替え時です。

メリット ・首や頭をしっかりと支えることができる
デメリット ・流動性がなく、形が固定なので、自分の体の形に合ったものを選ばないと、体に負担がかかる

 

低反発ウレタン

ゆっくり沈んでゆっくり戻る、独特な感触の枕です。
S字にかたどられているものが多いですが、体の形に合わせて沈むため、ぴったりとフィットします。硬さはやや柔らかめです。
耐久年数は半年~3年程度。反発性や柔軟性が衰えてきたら、替え時です。

メリット ・体にフィットするので、不快感が少ない
・体圧分散に優れており、負担が少ない
デメリット ・寒くなると堅くなる傾向がある
・通気性があまりよくないため、ムレを感じることがある

 

羽根

空気を含んだ、独特の柔らかさが特徴の天然素材です。
見た目はボリュームがあっても、頭を乗せるとふんわりと沈みます。通気性や保温に優れており、冬は暖かく、夏は涼しいため、快適に使うことが可能です。
羽根が飛び出てきた頃が寿命です。耐久年数は1~3年程度。

メリット ・通気性と保湿に優れているため、どの季節でも快適に使える
・柔らかいが、適度な硬さはあり、安定感がある
デメリット ・洗うことができない
・ものによっては臭いがある

 

ポリエステルわた

人工繊維をわた状にしたものです。ポピュラーな素材のひとつです。枕だけでなく、クッションにもよく使われています。弾力があり、クッション性があります
洗えるものと洗えないものがあります。へたってきた頃が替え時です。平均して1~3年ほどもちます。

メリット ・比較的安価
・わたぼこりがでにくい
デメリット ・吸湿性と放湿性があまりないため、ムレを感じやすい。
・埃を溜めこみやすい

 

ラテックス

ゴムのことです。合成ゴムと天然ゴムがあり、天然ゴムの割合が80%を超えたものは天然ゴムと言われます。
ゴム自体には通気性がないため、細かく穴が空いていたり、とげとげとした形になっていたりすることが多いです。これにより、通気性を高めています。
ひとくちにラテックスと言っても、高反発のものと低反発のものがあるので、自分に合うものを選ぶ必要があります。ひとつの基準として、沈み過ぎず、きちんと寝返りを打てるかどうかを確認するとよいでしょう。
耐久年数は2~3年程度です。

メリット ・柔らかく、弾力性がある
・抗菌・防ダニなので清潔を保ちやすい
デメリット ・ゴム臭がすることがある(特に合成ゴムの割合が高いもの)
・洗うことが出来ない

 

コルマビーズ

合成樹脂でできた1センチメートルほどの大きさのボールに穴をあけたものを詰めた枕です。水洗いが可能になっています。また、寿命も3~5年と長めです。ビーズが潰れてきたら買い替え時です。

メリット ・通気性がよい
・丸いため、柔らかく、流動性があり、体にフィットしやすい
デメリット ・価格が比較的高め
・ゴロゴロと音がする

 

そばがら

そばの実の種皮を乾燥させたものです。昔から枕の素材として使われてきました。比較的硬めで、安定感があります。ずっしりとした重さも特徴です。
そばの粉が出てきた頃が替え時です。そばの粉は虫がわきやすくなるだけでなく、体にもあまりよくないので、出てきたらなるべく早めに交換することをおすすめします。寿命は平均して半年~1年。

メリット ・比較的安価
・安定感がある
・吸湿性や通気性に優れ、熱や湿気を逃がしてくれる
デメリット ・湿気があるところで放置すると、虫やカビがついてしまうため、こまめな手入れが必要
・寿命が短い
・アレルギーやぜん息を持っている方には向いていない

まとめ

健康な体のためには、睡眠をしっかりとることが大切です。そのため寝具はなるべく自分の体に合ったものを選びましょう。

自分の体形や好みをしっかりと把握し、サイズや高さ、素材を細かくチェックすることで、失敗を減らせます。また、一緒に使っているマットレスによっても合う枕が変わってくることがあるので、その点も留意しましょう。

枕はたくさんの種類があるので、選ぶのに苦労する方も多いです。何年かかってもぴったりの枕を見つけられないという方もいます。しかし、合う枕を使えばぐっと睡眠の質があがるので、ぜひこの記事を参考に、自分にぴったりの枕を探してみてください。

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